【プロフェッショナルに聞く】 "キレイに撮る"プロ目線のデジカメテクニック
2009年11月10日 (火)
| 自慢の家具やせっかく作ったリフォームの現場、どうせならキレイに美しく撮影して残したいものです。 でも、デジカメのオート機能に任せっきりでは、せっかくの作品もキレイに撮れないこともしばしば。プロのテクニックといっても、難しく考える必要はまったくありません。コンパクトデジカメでも、一眼レフに負けない写真を撮ることができます! 今回は大学の講師も務める、フリーカメラマンの松本和生さんにキレイに撮る秘訣を教えていただきました。 |
テクニック1
絶対に三脚を使いましょう!
“キレイに撮る”ための条件
絶対に三脚を使いましょう!
“キレイに撮る”ための条件
まずキレイに撮るために欠かせない最初のポイントは、三脚を使うこと。カメラをしっかり固定させるということです。いくら手ぶれ補正機能があっても、特に、室内は暗いところもありますので、手持ちだとどうしてもぶれてしまいがちです。しかも、同じアングルで何枚も撮りたいという時もほぼ不可能ですよね。コンパクトデジカメ用の小さな三脚(4,000円前後のものが手頃です)も売っていますので、しっかり固定して、撮影にのぞみましょう!
テクニック2
オートにはクセがあります
最低限の機能を2つ覚えましょう
オートにはクセがあります
最低限の機能を2つ覚えましょう
キレイに撮るためには欠かせない、明るく撮る機能や色を合わせる機能。これをオートに任せっきりでいると「あれ、こんな色だっけ?」「もうちょっと明るくならないの?」といった失敗が結構ありますよね。これはオートモードに特有のクセがあるからなんです。オートモードは、どの写真も均一に撮ろうと自動で調整してくれます。結果、自分のイメージとは違う写真になることがあります。ですから、自分がこう撮りたいと思ったら、マニュアルモードで設定して、自分の思いを込めましょう。そのために、最低限知っておきたい機能が「ホワイトバランス」と「露出補正」です。
| 「ホワイトバランス」とは、例えば白い物体を太陽光、白熱灯、蛍光灯などどの条件のもとでも、きちんと白く撮ろうとする機能のことです。撮影する光の条件に合わせて、きちんと設定しましょう。 |
![]() | デジカメのMENUの中に機種により異なりますが「太陽光・曇り・白熱灯・蛍光灯・他」などの設定があります。※複数の光源が混じっている場合はオートが無難です |
| 「露出補正」とは、撮影後によくある露出オーバー(明るすぎ)や露出アンダー(暗すぎ)を解消するための機能です。オートでは自動的に露出を中間くらいに調節しようします。つまり、白が多くて明るい空間は暗めに写そうとし、逆に、黒が多く暗い空間は明るく写そうとするのです。結果、撮影対象の本来の色が失われることがあるのです。これを、解消するためには、撮ったものを液晶で確認して、明るくしたいのか暗くしたいのか決めて、適切な露出補正を行いましょう。 |
![]() | 全体的に白い空間を撮影する場合は、プラス側(光を増やす)に補正することで白を再現できますし、逆に黒い空間の場合は、マイナス側(光を減らす)に補正することで黒を再現できます。 |
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テクニック3
「垂直」と「水平」を意識して空間を正確に表現しましょう
「垂直」と「水平」を意識して空間を正確に表現しましょう
部屋などを撮影する際に、意外とできていないのがこの「垂直」「水平」のバランスです。これが正確に捉えられていない写真は、「何かバランスが悪い気がするな〜」というような感覚に陥ります。つまり、空間がゆがんで見えているわけです。これを防ぐためには、やはり三脚を使用してカメラを真っ直ぐに構えること。そして、空間内の水平な物体、垂直な物体に対してフレームを平行にもっていくことです。そうすることで、空間を正確にとらえる撮影が可能になります。
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テクニック4
空間を広くみせるためのテクニック&アイテム
空間を広くみせるためのテクニック&アイテム
狭い部屋をできるだけ広く見せるテクニックも建築撮影などでは大切です。まずは、部屋の四隅のいずれからか撮影すること。正面から撮るよりも広く見えます。どこの隅から撮れば一番広く見えるかは事前にきちんと確認しましょう。極力手前に大きな物体がないところが良いでしょう。それから下位置や上位置からあおり気味に撮るとさらに違ったアングルで広く見えます。でも、やはりノーマルレンズには限界がありますので、より広く撮りたい方は、広角レンズを購入されるのが一番かもしれません。
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テクニック5
これぞプロのテクニック!
構図やレイアウトでイメージを変える
これぞプロのテクニック!
構図やレイアウトでイメージを変える
構図やレイアウトは重要です。これはカメラマンとしては腕の見せ所、撮り手のセンスが問われる大切なポイントです。何を一番に見せたいのか、訴えたいのかという目的を第一に考えて構図を決めます。空間そのものなのか、クロスの色なのか、家具なのか、あるいはイメージ撮影なのか、色々と目的は違うはずです。ただ何となく撮影するのではなく、その辺りを意識することで自然と最適な構図を考えるようになります。そして、レイアウトも大切。フレーム内の家具の配置や小物の配置を考えます。経験がものをいうことかもしれませんが、みなさんも普段から少しだけ踏み込んで意識して撮影するようにしましょう。 上達の近道としてアドバイスを1つ。自分の好きな建築やインテリア雑誌の写真を真似して同じ様に撮ってみることです。真似は写真を上手く撮る為のオリジナルの教科書です。
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まとめ
写真を難しく考えないで。簡単で楽しい世界です
写真を難しく考えないで。簡単で楽しい世界です
仕事で写真を撮る人や趣味で写真を撮る人、撮影する目的は人それぞれです。最近はデジカメの感度や性能も随分良くなり、オート機能で誰でも簡単にキレイに撮れます。でも、ちょっとだけこだわってマニュアルに挑戦することで、目的に応じてより自分のイメージに近く撮れるものです。もちろん、マニュアルにはその人の個性も出ますし、それが味となり感動を生むような画を撮ることもできます。みなさんが撮影する機会に、私の話を少し思い出してもらって、かっこよくキレイに撮ろうと実践してくれたら嬉しいですね。
![]() | 松本和生 プロフィール 主に建築撮影を得意としながらも、情報誌や広告などの分野で活躍。現在では、本業の傍ら高校や大学、カメラ教室の講師など仕事もこなすなど、活動の幅を広げ、その技術を多くの方に教えている。 |

























